プラダー・ウィリー症候群:指定難病193

PWS症候群はおよそ1万5000人に1人が発症すると言われていて、難病に指定されています。乳児期は、筋緊張低下による哺乳障害、体重増加不良、幼児期から学童期には、過食に伴う肥満、思春期には二次性徴発来不全、性格障害、異常行動、成人期には、肥満、糖尿病などが問題となる。

現代では1万8000種類の病気が存在していると言われています。その中でも難病指定されている病気もここ数年で増加しているのが現状です。難病指定されている病気は原因が解明されていません。そのため様々な治療は病気の進行を抑えることを目的としています。カイロプラクティックの視点から考えると単に身体が機能していないことなのです。

この病気には様々な治療法が効果的だと考えられていますが、まず身体の機能を高めた状態で行うことがより効果的なのです。主な治療法:食餓療法、運動療法、成長ホルモン補充療法、性ホルモン補充療法、精神障害

http://www.nanbyou.or.jp/entry/658

当院に来られた理由はPWSの乳幼児は側湾症になるリスクが高いため、身体の左右のバランスを高め、運動機能の発達を促す目的でした。

脳と神経の働きが正常に機能して入れば、身体は自然な状態(健康な状態)へ戻るようにつられています。脳へ行き来する運動や感覚の「全情報の通り道」である脊柱(背骨)の状態が改善することで、さらに脳の働きも向上するのです。遺伝的な問題を患っていようが、身体には『脳と神経』が存在しています。その機能を高めることは、その人の持つ力を最大限に引き出すことに繋がります。

乳児のケアでは子供の成長に合わせてケアを行っていきます。背骨の安定性、身体のバランスを整えた状態で歩けるようになるまで定期的に身体をチェックします。*ケアが必要なければ決してアジャストメント(ケア)はしません。

生まれた時の乳児の背骨はCのように大きな1つのカーブになっています。頭が座り、首を反らせることで頚椎のカーブ(前湾)が形成され、うつ伏せになりハイハイをするようになり、腰のカーブ(前湾)が作られます。そしてお座り、つかまり立ちすることで胸部(後湾)のカーブが作られます。背骨の3つのカーブが正しく作られることで背骨の耐久性が高まり、効率的に歩くことができるようになります

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今回のケースのように病気や身体の悪い部分にフォーカスするのではなく、その子のいい部分にフォーカスしてあげることがとても小児カイロプラクティックでは重要なことになります。カイロプラクティックは病気や疾患のためにあるのではなく、身体を自然な状態へと戻してあげることが目的になります。

『自然な状態=機能している状態』

身体が機能していることは、私たちに持ち備わっている力を最大限に引き出すことができます。

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生活習慣の質を高め、健康的な背骨、そして神経の働きが正常であれば、身体は自然に健康な状態へと戻るようにつくられています。

子供の可能性を最大限に引き出すことが、親ができる最高の贈り物なのです。

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